断食ダイエットの落とし穴

断食の目的はダイエットではなく、身体の機能回復やデトックスにあります。 現代人は1日3回の食事を摂りますが、実はこれでは食べすぎだという説があります。 1回あたりの食事の消化には約6～7時間かかり、1日に3回も食事を摂ってしまうと胃腸などの内臓は休みなくフル稼働しなくてはなりません。 そこで断食をすれば、一定の期間胃腸を休める事ができるので、本来の機能を取り戻し、結果的に健康につながるというもの。 日々口にしている消化の悪い食べ物による胃もたれや便秘による老廃物の蓄積は解消されていき、身体や胃腸が軽く感じられます。 胃腸を休めることを一番の目的にしているので、固形物は口にしません。 その代わり、水分はこまめに摂るよう心がけましょう。 1日で2～2.5リットルが目安となります。 カフェインレスでミネラル分が豊富な麦茶やルイボスティーで補給するのもオススメです。 断食中は、エネルギー源となる糖質や脂肪は摂取できません。 その断食状態で運動をしてしまうと体に大きな負担をかけてしまいます。 休日を利用して家でゆっくりと休むなど、できるだけエネルギーの消耗を抑えるようにしましょう。 家でじっとしているとストレスが溜まってしまうようであれば、軽くウォーキングをしたりストレッチをする程度に抑えましょう。 断食ダイエットの落とし穴として、断食終了後は身体が飢餓状態と錯覚していて栄養を取り入れやすくなっています。 消費されないカロリーは体脂肪として残りやすい期間となるので、回復食をうまく摂る必要があります。 断食の翌朝には野菜スムージーや味噌汁など、昼食には野菜、発酵食品、お豆腐、海藻類、きのこ類など少しずつ普段の食生活に戻してください。