中性脂肪とは
悪玉・善玉コレステロールとの関係
健康診断で行われる血液検査で中性脂肪の数値が高いと指摘されて気づく方もいるでしょう。 食べすぎや過度な飲酒、ストレスや運動不足が原因と考えられています。 血液中には、中性脂肪・コレステロール・リン脂質・遊離脂肪酸が存在しますが、このうち中性脂肪とコレステロールは動脈硬化の元凶といわれています。 中性脂肪が高いと何かしらの病気に繋がるのではないか?と考えますが、中性脂肪が低い場合にはどのような影響があるのでしょうか。 中性脂肪は、適量であれば人間の体にとってなくてはならない存在です。 そもそも中性脂肪とは、エネルギー源であるブドウ糖が体内で不足した時に、それを補うために蓄えられているものです。 食事によって取り込まれたエネルギーが余った時には、肝臓で中性脂肪が合成されて皮下脂肪や内臓脂肪になってしまいます。 中性脂肪が体内で増え過ぎると、脂質の代謝異常が起こり悪玉コレステロール(LDLコレステロール)が増加します。 逆に不要なコレステロールを肝臓に運搬する役割をもつ善玉コレステロール(HDLコレステロール)は減少し、血液中に脂質が増えることになり、血液がドロドロになります。 ただ、中性脂肪は体内のエネルギーが不足した時には代役になることや体温を一定に保つという大事な役割も担っているため、中性脂肪が低すぎてもいけないのです。 生活習慣病の予防のためにも、定期的な健康診断などの検査をおこなうことで、中性脂肪を溜めないように注意しましょう。
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※2023年10月、各サイトに記載されていた情報を参考にしています。